リカバリーメディアとは
リカバリーメディアとは、コンピューターシステムを購入時の状態、つまり工場出荷状態に戻すことができるメディアで回復ドライブとも呼ばれます。
最近では、回復ドライブと呼ばれることの方が多いです。
これは、パソコンがウイルスに感染したり、システムが不安定になったりした場合に、システムを安定した初期状態に復元するために使用されます。
リカバリーメディアは、CD、DVD、USBメモリなどの形態で存在し、パソコンに付属しているか、自分で作成することができます。
リカバリーメディアや回復ドライブの使用について
リカバリーメディアや回復ドライブを使用すると、パソコン内部の全てのデータが消去され、購入時から設定されたインターネットやメール、周辺機器の設定なども失われます。
そのため、リカバリーを実行する前には、重要なデータのバックアップを取っておくことが非常に重要です。
回復ドライブの作成方法
Windowsの設定画面から回復ドライブを作成することができます。
回復ドライブを作成する前に準備するもの
- 空のUSBメモリ:少なくとも32GB以上の容量が推奨されます。
回復ドライブの作成手順
- スタートメニューを開く:
- 画面下のWindowsマーク(スタートボタン)をクリックします。
- 設定に進む:
- スタートメニューで歯車のアイコンを探してクリックし、「設定」を開きます。
- 設定の検索:
- 検索窓に回復ドライブと入力。「回復ドライブの作成」をクリックし手順通りに進める
- 指示に従う:
- 画面に表示される指示に従って、USBメモリをパソコンに挿入し、プロセスを進めます。
- 作業の完了:
- 回復ドライブの作成が始まります。これには時間がかかる場合があるので、完了するまで待ちます。
- 安全な場所に保管:
- 回復ドライブが作成されたら、大切に保管しておきます。何か問題が起きた時に、このメディアを使ってパソコンを修復できます。
注意点
- 回復ドライブを作成するときは、USBメモリの中のデータはすべて消去されますので、大切なデータがある場合は事前にバックアップを取っておきましょう。
- 作成した回復ドライブは、そのパソコン専用です。他のパソコンで使うことはできません。