パソコンを使っていると、さまざまなトラブルに遭遇することがあります。
そんなときに役立つのが「リカバリー」。この記事では、リカバリーの基本的な意味や方法について、初心者の方でもわかりやすく解説します。
リカバリーとは?
リカバリーとは、英語の「Recovery」から来ており、直訳すると「回復」という意味になります。
パソコンの文脈では、システムやデータを元の状態に戻すことを指します。
トラブルやウイルス感染などでパソコンが正常に動作しなくなった場合、リカバリーを行うことで問題を解決することができます。
リカバリーの種類
リカバリーには大きく分けて3つの種類があります。
ファクトリーリカバリー
これは、パソコンを購入したときの出荷時の状態に戻すものです。
すべてのデータやインストールされたアプリケーションが削除されるため、実行前には必ずデータのバックアップを取ることが推奨されます。
システムリカバリー
OS(オペレーティングシステム)だけを初期状態に戻すものです。
システム関連の問題を解決するために使用されます。
クリーンインストール
OSクリーンインストールとは、パソコンのオペレーティングシステム(OS)を新たに、最初からインストールすることを指します。
これにより、パソコンは新しいOSの初期状態に戻ります。
クリーンインストールを行う主な理由は、システムの不具合やトラブルを解消するため、または新しいバージョンのOSにアップグレードするためや、リカバリディスクがない場合です。
クリーンインストールを行う際には、既存のデータやアプリケーションが全て削除されるため、事前に重要なデータのバックアップを取ることが必須です。
リカバリーの手順
リカバリーを行う際の基本的な手順は以下の通りです。
- 必要なものを準備する:
リカバリーディスクやUSBメモリ、外部ハードドライブなどが必要になる場合があります。 - データのバックアップ:
リカバリーを行うとデータが失われる可能性があるため、必ずバックアップを取りましょう。 - リカバリーを開始:
パソコンのメーカーやモデルによって手順が異なるため、公式のサポートページやマニュアルを参照してください。
リカバリーをする際の注意点
リカバリーをする際の注意点を2つ解説します。
データのバックアップ
リカバリーするとすべてのデータが消えるので、重要なデータは外部媒体に保存しておくことをおすすめします。
リカバリー後の初期設定
リカバリー後は、初期設定や必要なアプリケーションの再インストール、システムのアップデートなどが必要になります。
まとめ
リカバリーは、パソコンのトラブル時に非常に役立つ機能です。
しかし、実行する前には必ずデータのバックアップを取るよう心がけましょう。
トラブルに備えて、リカバリーの方法を知っておくことで、安心してパソコンを使用することができます。